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VHS Volume Helical Shuttle Clinical Benefit

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はじめに

 Volume Helical Shuttle(以下VHS)は、GEの最新技術が可能とした4D撮影法である。VHS撮影は、テーブルスピードが安定するまでの加速時ならびにテーブルが停止するまでの減速時のデータも画像化できるため、無駄な被ばくを軽減するだけでなく、4D画像の時間分解能が向上し、30cm以上の広範囲における4D画像も容易に得ることが可能である。
今回はVHSを使用した実際の臨床画像を掲示し、その有用性を紹介する。

VHS検査 消化器領域

肝細胞がん

 肝臓Multi Phase Dynamic CTの動脈相にVHSを用いた症例である。従来の早期動脈相と後期動脈相の間の時間をVHS撮影を行うことで動脈相の4Dデータを得ることができる。これにより血流の早い腫瘍の濃染状態を経時的に観察することが可能であるだけでなく、肝細胞ガン(腫瘍)の最大濃染状態を正確な大きさで把握することができる。(Fig.1)
さらにVHS撮影の連続した動脈画像から腫瘍に行っている栄養血管(Feeding Artery)も4次元画像として同定可能である。また、肝臓区域や腫瘍によっては造影剤が染まってくる時間に差がある場合もあり、そのような症例においても、VHS撮影すると最適な造影位相で腫瘍を捉えることができ、画像診断に最適な画像を提供可能である。
今までの肝臓のPerfusionでは、一断面、もしくは数断面といった狭い範囲の情報を得ることしか出来なかったが、このVHS撮影では肝臓全体の広範囲の血流機能解析を行うことが可能となる。
また、VHSで撮影した胃の内腔データから3Dを作成することにより、蠕動運動の4次元画像観察が可能にある。これは、消化器系の手術後に胃の蠕動運動低下を伴う場合があるが、VHS撮影を行うことで、簡便に蠕動運動を観察することができる。(Fig.2)
また、動静脈奇形(AVM)のような動脈から静脈への血流短絡している状態、流入、流出血管を確認することも可能である。

図

撮影条件
120kV, 200mA 0.4sec/rot, Pitch:1.375 Scan Length: 240mm, 5passes Total Scan Time:
11.35 sec 5mm & 0.625mm recon with ASiR
臨床画像及び診断情報提供:近畿大学病院様

注:本誌におけるVHS撮影は下記の装置を使用されたデータです。
マルチスライスCTスキャナ LightSpeed 医療機器承認番号認証番号 21100BZY00104000号
LightSpeed VCT VISION

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