私たちがまず目指したのは 検査を受ける患者さんにとっての快適さの改善です。
検査時間は以前よりかなり短縮されましたが他の検査機器と比較すると患者負担の削減の要望は高く、無機質な機器に囲まれて過ごす時間は快適とはいい難い環境です。私たちはより快適に検査時間を過ごしていただく為に何が出来るのかを追及しています。
AIR™ Anterior Arrayコイルで患者さんの負担低減を目指します。
新開発した、AIR™ Anterior Arrayコイルは患者の快適さと優れた撮像性能を実現したコイルです。
AIR™ Anterior Arrayコイル
AIR Anterior Arrayコイルは、30素子を内蔵した高密度なコイル配置でありながら、 深部方向まで均一な画像の取得を提供します。さらに、最大のコイル感度が65cm なため、1度のコイルセッティングで広範囲撮像と局所撮像のどちらにも対応可能です。
これまでのコイル素子とは全く違う素材であるインカワイヤーとe-Modeプリアンプにより 構成され、非常に軽量かつ柔らかい構造を実現しています。そのため、常に患者に 密着したコイルセッティングを可能とし、患者負担の低減やワークフローの向上とともに 高画質、高分解能イメージングを可能とします。
AIR™ 48ch Head コイルで患者さんの負担低減を目指します。
頭部検査用AIR™ 48ch Head コイルは検査の不安や苦痛を低減 するために、患者ワイドミラーやチルト機構、コイルサイズを3㎝調整可能としほとんどの患者さんに使用可能です。
読影医にとって大変重要な画質の向上です。ノイズやアーチファクトが少なく、関心領域がクリアなクオリティの高い画像は読影効率を大きく飛躍させます。
私たちは 先生方が、自信を持って判断が出来るイメージを提供する為に、新しいテクノロジーを常に探求しています。
今回は、ディープラーニングテクノロジーを活用した画像再構成技術を紹介します。
AIR™ Recon DLによる次世代イメージングは、
病院のニーズに合わせた多彩な活用方法を提供します。
検査数の増加、診断の確信度向上、読影負担の軽減など、
MRI検査に革新的な変化をもたらします。
AIR™ Recon DLの特長
k空間データ全体に対して 直接ディープラーニングアルゴリズムを
適用した画像再構成技術。ノイズ低減、画像の尖鋭度向上、
トランケーションアーチファクトが低減します。
AIR™ Recon DLの画像
矢印のカーソルを左右に動かすことによって画像の違いを実感ください。
カーソルを右に動かすと従来の画像からAIR™ Recon DLに変わります。
検査を実施する放射線技師・臨床検査技師にとってのワークフローの向上です。
MRI装置は多機能で様々な撮影が実施できる反面、検査において多くの作業が必要です。時間を短く、効率的に検査を行う操作環境を目指しています。
ここでは、簡便なコイルセッティング・コイル自動認識する機能とAIを用いて開発された自動位置決め機能を紹介します。